『チームのことだけ、考えた。』を読んでチームで仕事をしたくなった
って話。
えぇ影響され男ですよ。思考が単純ですよ。( ´∀` )
ただ、いい影響だったら受けたほうが良い。
エントリのまとめ
チームとは…
「共通の理想」を追い求める集団
チームワークとは
「共通の理想」に向けて協力し最高のパフォーマンスをする集団
イントロ
本書を知ったきっかけは『KPIマネジメント』(中尾隆一郎著)を読む中で、
Business Insider Japanを知った。
BUSINESS INSIDER JAPAN|ビジネス インサイダー ジャパン
その中で、チームファームでおなじみのガルーンや、クラウドサービスKintoneを開発したサイボウズの記事を発見。人事制度や働き方についてのインタビューで『FIRE』中の身として面白かった。
そのサイボウズの方の話が、本書を紹介していたので、読んでみた。
ノウハウは、青野社長の失敗の積み重ねから芽生えたもの。また、いかにして人を巻き込んで仕事をすることが「面白いか」が書かれており、無職の私でも、チームでワークしたいなと考えるきっかけになった。
僕とチームワーク
今までの仕事は、部署には所属していたけれど、それぞれが別個でパフォーマンスをしている状態だった。それはそれで自由だったけれど、いかんせん、「達成感」というものがないのだ。
その中、僕は「人事制度の改修」と「アカウント別戦略資料」を担当させていただく機会があった。それぞれ、プロジェクトとして役割を分担し、一つのゴールを目指す。
メインの仕事ではなかったけれど、非常にやりがい、そして完成した際には「達成感」を感じることが出来たのだ。
今までやってきたことを振り返ってみると、僕が本当にやりたいことはチームでワークすることなのかもしれない。個人で働くほうが気楽で性格に合っていると思っていたのは間違いだったのではないかなと考えるきっかけにもなった。
チームとは何か?
本書では「共通の理想」を追い求める集団と表現されている。共通のゴールを目指すために、様々な人がいることが面白いと謳っている。同じ人間が画一的に動くのではなく、それぞれの特性に合わせて、チームのために貢献をする。
例えば「大会で優勝したい!」が理想だとしたら、選手、マネージャー、監督で役割が異なる。
- 選手:最高のパフォーマンスを発揮するための練習やスキルの向上
- マネージャー:選手が存分に活躍できる土台作り
- 監督:適材適所の配置と、戦略の作成
このように、各担当が、「共通の理想」に向けてパフォーマンスをする。この場合すべては「優勝するために・・・」が枕詞だ。
もちろん、今まで働いてきた会社が「共通の理想」を持っていなかったわけではない。ただ、わかりにくかったこと、そしてイメージが漠然としていた。
サイボウズの理想は「世界で一番使われるグループウェア」だ。世界一使われるということは、文字通り世界一の利用者数を誇るということ。グループウェアakaサイボウズになることだ。非常にわかりやす。
逆に言えば、チームの理想がそれぞれであったら、パフォーマンスのベクトルは一致しない。それぞれの方向を向いてしまい、空中分解する。そして、理想の表現がわかりにくいと、どこが目指すべき場所なのかがわからなくて路頭に迷う。それぞれが、手当たり次第に何かをし始める危険性があるのだ。
だから、「理想」を共有することはチームで仕事をするうえで必須なのだ。
まとめ
本書を読んで学ぶことは多かった。考え方、チームビルディング、モチベーションの保ち方などなど。
その中でも、タイトルの「チーム」についての内容が一番面白かった。
きちんと仕事をする人、しない人。
熱量が高い人、低い人。
など、どうしてもチームで仕事をすると、上記のような粗が目立ってしまうことが気になった。もちろん僕自身も、業務の内容によって温度が変わってしまい迷惑をかけることがあった。その際、「共通の理想」を設定していれば、もっと円滑に仕事が進んだと今では反省。
漠然と、目の前のことを個々でこなしていてもいいものはできない。大きな「理想」に向けて、個々がチームとして働くこと(チームに貢献すること)。それがチームでワークする本質だと思った。
ではでは。