図書館は町のステータス
おなじみCOURRIERにて韓国人が日本の図書館をレビューしていた。
図書館好きの僕としては必読です。
おススメ図書館
色々な図書館に行くことは面白いです。人には個性があるように、図書館にも個性があります。色々な図書館へ行くことは結構面白いです。そんな図書館Geekの僕がおすすめするスポットを紹介します。
①日比谷図書館
僕は、よく日比谷図書館を利用しています。
日比谷なのでアクセスもいいし、閲覧スペースが広い。蔵書数でいうと、極端に多いわけでも少ないわけでもないと思います。ただ、ビジネス街にある図書館だけあって、キャリアに関する書籍は多めかなと…
平日は22時まで開館しているので、会社の帰りに寄ることもたまにありました。
また、近くに、日比谷公園もあり、週末は何かしらのイベントを行っています。時には屋台も出ているので、ご飯も食べることが出来るし、オクトーバーフェスはもちろんビールも頂けます。(もちろん管内飲食禁止*一部除除く)
この図書館の最も特筆すべきポイントは、博物室が併設されていること。また、講演会を毎日のように開催しているというところ。
博物館に関しては、常設で、東京の地理の成り立ちについて展示している。
ブラタモリが好きならば、お気に召す内容かもしれない。ちなみに僕は、タモリ倶楽部のほうが好きです。特に、なぎら健壱や堀部が登場する回は特に好きです。好きなテレビ番組はタモリ倶楽部と言うと、「でしょうね」とよく言われます。閑話休題。
②みなと図書館
全体的に古めの作りですが、視聴覚コーナーがあります。地下にも自習室が設けられており、結構な数の閲覧席があるのではないでしょうか。
図書館のレビューとは関係ありませんが、近くに増上寺があり、ちょっと散歩するのにもちょうどいいです。また、斜め向かいには港区役所があります。最上階には社員食堂があります。社員とっても一般市民も利用することができます。味はそこそこです。
③渋谷区 中央図書館
東郷神社の裏あたりにあります。東京屈指の賑わいのある竹下通りの近くと思えないほど図書館付近は静かです。
こちらも閲覧室が充実です。個別の机の数も充実していますし、椅子だけでも結構な数が設けられています。こちらは蔵書数が非常に多いです。特に文学系の単行本は充実しています。
また、場所柄もあってかファッション雑誌も豊富です。きっと文化の生徒をはじめ、多くの学生が立ち寄るのでしょう。
緑色の髪の女の子や、奇抜な格好をした男の子を見かけるのも、この図書館ならでは出ないでしょうか。
図書館のステータス=町のステータス
僕は横浜に住んでいました。厳密に言いますと、横浜市鶴見区です。なので、鶴見区の図書館に行くことが多かったです。時たま川崎駅前の図書館や、武蔵小杉の図書館にもいきました。
「いい図書館がある町は、良い町」の場合が多いということです。
6年近く住んでいて失礼ですが、鶴見区の図書館はひどいです。あまりお金を使っていない印象です。
時には、隣の川崎市の図書館へ行くときもありました。川崎駅前にある図書館は、あまりきれいではありません。ビルの中に入っているので致し方ありませんが、狭いです。同じ市内でも、武蔵小杉の図書館はきれいです。さすが、昨今住みたいまち上位に食い込んでいるだけあって、町の施設にも力を入れている印象です。
同じ市内であっても、川崎の駅前と、武蔵小杉ではだいぶ図書館の出来が異なります。
図書館のステータス=町のステータスだと僕は思っています。
何しろ、図書館はお金がかかります。他のことで財政がいっぱいの街には充実した図書をラインナップする力はありません。
図書館に力を入れることが出来る町は、必然とインフラや整備が整っているといえるのではないでしょうか。
デンマークへ行くと、国立図書館(ブラックダイアモンド)に必ず行きます。図書館の利用客は非常に多く、図書館が町に溶け込んでいます。それは、ただ本の貸し出しや勉強場所ではなく、演劇の上演、博物の常設、ミュージアムショップなど、それぞれが市民に深く影響しているからだと思います。
日比谷図書館の様に、それぞれの図書館の売りを充実させることは必要なことです。
「利用者が増える=ニーズが高い」ということですから、市政だって、設備の充実を目指すようになります。
図書館はただ本を借りる場所ではありません。
もちろん勉強するだけなんてもったいない。
町のコミュニティの一つとして機能させることが、これからの図書館に必要なことです。
ではでは。