駄話日記

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カナダ留学忘備録 準備編:⑤税金手続き関係

無職だろうが、留学しようが日本人でいるからには税金がかかる。

出国前に何回か役所へ行ってもろもろの手続きを完了させた。

その中で、留学中に出費を抑える方法がいくつかあるので今回はそれをまとめてみる。

 

 

支払うべき税金もろもろ

日本に住んでいるとかかる出費もとい税金は以下の通りだ。(他にもあったら追記します。)

①住民税

医療保険

③年金

もちろん日本国籍があり、海外の市民権を得て移住していない以上支払わないといけない。

 

①住民税

住民税は仕事人は多かれ少なかれ、前年の収入によって支払いが決まってくる。なんだかんだまとまると結構大きな額。そもそも僕は以前、横浜市に住んでいたので、今年も横浜に支払うのだが、もうしばらく横浜の福利厚生の恩恵を受けないと思うと複雑な気分だ。だからって地元に支払うのもなんだか癪だけれど。

 

もし、住民税を支払いたくないのであれば、前年度中(12月31日まで)に住居を海外に転居させるしかない。当たり前だけど、海外に移住しているということは、各市区町村の諸々を使うことはできないので結果支払い義務がなくなる。

また、学生ビザで1年間過ごしていたら、収入が0になるので、帰国し就職してもその翌年は住民税が0になる。

 

ただ、そうもいかない人もいることは事実。住民票が日本にないと国民健康保険は申請できないし不便も多い。

 

だったらどうするか。こればっかりは支払うしかないようだ。

実際に横浜市鶴見区役所(以前住んでいたところ)に問い合わせてみた。

 

僕「海外に行くので支払いが難しいんですけど…」

役所「納付書を使用しご両親に納付してもらうか、口座振替をしてください」

 

住民税容赦がないぜ!

実家の市役所にも聞いてみたけれど、おなじ回答だった。

残念…

 

僕は10月に仕事を辞めたので、2018年10月~5月はではすでに納付書によって納めている。だから帰国までの9月まで4か月分を口座に残して出国することにした。

 

②健康保険

会社に勤めていたら社会保険。無職になったら国民健康保険へと切り替わった。(厳密にいうと僕は任意の社会保険を継続している)

ただ、海外に渡航することを考えると

「日本で治療しないのに、日本に医療保険支払う義務ってないよな…」

 

僕「海外に渡航するので医療保険払わない方法ありますか?」

役所「でしたら住民票を海外に移してください

 

そんなわけで僕の住民票の住所はカナダになりました。

 

住民票を海外に移せば、日本の医療を受けることができないので、必然と支払い義務がなくなる。ただ、別途海外旅行保険を支払っているので、金額としてはトントン。いや少し安く上がったかな。なにより使ってもいない請求を避けることができた。

 

③年金

前回、国民年金についてエントリした。

住民票の手続きと同時に年金についても聴いてみる。

 

僕「年金って延期とかできますか?」

役所「でしたら、任意継続の手続きをしましょう」

僕「?」

 

詳しく聞いてみると、住民票が日本にないために「支払いの義務」はなくなる。ただし、任意で納付することを申請しないとその分は追納できない。

最近のtwitterの話題は別として、「一時支払わないで満額にならない」のと、「追納で満額支給になるの」であれば、後者だろう。そもそも支払った分を満額で返金しろよという念を込めて書類を書いた。

 

また、同時にこちらも口座振替を依頼。毎月月末に口座から年金が支払われる。すでに平成31年分の突き当りの金額は出ているので、その分も合わせて預金をしておいた。

 

まとめ

結局僕が免除になったのは医療保険だけ。結局ほとんど支払ってんじゃん!と言われたら返す言葉もありません。だって、日本に帰る予定ですし…

 

ただ、日本に居なくても、預金等でバックアップを作っておくことは大切だと思う。特に住民税は支払い遅延になると厄介なので確実に支払える環境を作った。最悪年金についても2年間の追納猶予はあるから、追納してもいい。

 

かつかつな状況で留学をするにあたり、できるだけ、余計な出費は抑えたい。ただ本人はそう考えていても、お国様が許さないこともある。その際には延期や追納、免除もあるので調べておくといい。

 

結論。

出費を抑えたければ年内に国籍を移して渡航すること。