駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

「語学学校は意味がない」

かれこれ語学学校に通って半年間経ちます。残りの時間もあとわずかです。夕暮れまじかです。

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僕は学校が好きです。大人になって自分のお金で通っているので元を取らないと、と思っているので尚更です。

 

ただ残念ながら「語学学校は意味がない」「授業がつまらない」という人は少なからずいます。しかも残念ながら日本人に多く、そのほとんどは中級レベル以下の生徒に多いような気がします。

 

なぜ彼ら、彼女らがそんな事を思うのか考えてみました。

 

問題① 目的がわからなくなる

皆、最初の一二ヶ月はモチベーションが保てます。しかし、それなりに授業についていけるようになったり、英語へのストレスがなくなってくると、「最終的にどのレベルになりたいのか」が不明瞭になる事も有ります。多くの日本人留学生(特に大学生)は、経験や就活のためといった理由で留学している事が多いです。明確なようで不明瞭なゴールに向かっているため、目的意識が薄くなるのだと思います。

(就活がゴールではありませんし、経験は積んだだけでは意味はありません。でも、僕も学生の頃はそんな事考える事すらなかったですけど。笑)

 

一方で中南米から留学している学生の多くは「移住」を目的としている事が多いです。彼らの留学には人生が掛かっている事が多いので、「学校意味がない=帰国」ということになります。彼らはより良い生活を求めて留学をしている事が多く、多くの学生はcollegeを目指しています。そに一瞬崖っぷち状況が違いの一つでしょう。彼らは休むことはあっても、学校に来なくなることはあまりありません。

 

問題② 中途半端に満足

クラスが上位になる、ビジネスなどの特別なプログラムを取ると自然と「学校つまらない」「意味がない」と思う生徒数は少なくなります。特別なプログラムはそもそも英語以外の動機(ビジネスを学ぶ、翻訳テクニックを学ぶ)が必要ですし、上位のESLクラスは濃度が高くなります。

 

一方中級レベルまでは、ストレスをなくすことが一番の目的になっている気がします。僕は初めは中級でした。英文は書けないし、会話もできない。リスニングはさっぱり。最初の1ヶ月は英語環境への慣れが必要だったので僕にとって中級レベルは適正でした。中級レベルが修了する頃にはESL生徒同士の会話では問題がなくなりました。

 

しかし、日常ではネイティブと会話をする機会の方が圧倒的に多いです。それは、ある程度訓練をしない事には慣れません。確かにワーキングホリデー等で働きながら日常的に英語を「使う」事はできるでしょう。カフェで働いている人を見ていても同じフレーズしか使わないので幅は広がってないように思います。

 

よりネイティブなアカデミックな内容は上位クラスからです。僕は幸運にも最上位レベルのクラスで勉強をする機会を得ました。そこでは、喜怒哀楽を表す英語のピッチやストレスを学んだり、アカデミックな内容のエッセイを書いたり、20分のプレゼンテーションをしたりとより負荷をかけてきます。

 

そこを修了した身から言わせてもらえば、中級レベルで「学校に意味がない」というのはおこがましいように思います。もちろんESL課程を修了したかといってネイティブレベルでは話せません、文法だって間違えますし、知らない単語に出会うなんてしょっちゅうです。IELTSの対策をしていると自分の英語力に成長を感じられない事すらあります。中途半端に満足する事なく可能な限りトライする事が成長する鍵だと思います。

 

まとめ

もし「語学学校に意味がない」と思う事があったら初心に帰ってみましょう。そもそもの目的はなんだったのか、この学校にはなんできたのか。もし振り返った際に自分のゴールと学校がずれているのであれば、新しい学校を探した方がいいでしょう。ワーホリでカフェで働く事が目的だったのであれば、バリスタの専門に行った方が仕事は見つかりやすいです。

また、自分が「学校を使い切っているか」も大切なポイントです。施設だけではなく先生、授業全てです。幸いにも先生たちが親切な学校なので、エッセイの添削やインタビューのアドバイス、雑談など色々と時間を割いてくれます。使い切った結果「つまらない」のであれば仕方ありませんが、そうでないなら今一度使い倒してみた方がいいと思います。

 

僕の学校生活も残り1週間です。最後の1週間は悪あがきをとにかくしていこうと思います。これから先英語にだけ専念できる半年間はないでしょう。今までの半年間の反省はそこそこに頑張って行こうと思います。

 

ではでは。