ちょい呑みには
最近PRONTOに行く。
そこまでヘビードランカーではないのだけれど、たまにはアルコールを飲みたい時がある。
体に悪いものを取り入れることもまた人生だ。
一人で飲む時はそこまで飲まない。
まぁ「今日は日本酒を飲むぞ!」とか「ウィスキーをロックで飲みたいな」なんて時にはもちろん酒量が増える。
ただ大抵一人飲みにおいては美味しいものであれば1〜2杯程度飲めたら十分なのだ。
横浜にいた時は1000ベロの店がたくさんあった。その中でも、家の近所に別にお酒が美味しい店ではなかったけれど、融通はきくし、好きにテレビ見れるし、長居できるし、突際に思った食べたいものを適当に作ってくれたから愛顧してた。おじさん元気ですか?
田舎に戻ってきて改めて実感することが「外食」をしなくなるのだ。もちろん金銭的な問題も要因だけれど、そもそも店がない。
あぁモツ鍋食べたいなと思ってもそんな店が存在しないのだ。最寄りの飲食店は20時に閉まる。
隣駅に行くと地元比400%くらい飲食店が増える。飲める場所も増える。
が、困ったことにそこまで美味しいところがない。もしかすると開拓していないから知らないだけの可能性もある。ただ開拓しようと思っても「こんなローカルを開拓してもしょうがないよ…」と心が囁くのだ。
そこで僕はPRONTOに目をつけた。いや、たまたま発見した。
きっかけは、隣の日高屋が満卓で座れなかったこと。夕飯にパスタでいいやとも思いPRONTOへ入った。そこで知ったのだが、PRONTOにはhappy hourがあった。プレモルのグラス290円、ジョッキ390円。
が、これがhappy hourどころではなく24/7。つまり常時なのだ。
もちろん頼む。ジョッキほど量はいらない。だからグラスで。
つまみには何がいいかな?
「おぉ、柚子香るカブのマリネってのが美味しそうだ…」すでに私は、酒の飲める井之頭五郎状態である。
もちろんビールは美味しい。プレモルだから美味しいに決まっている。そしてマリネ。これが絶品なのだ。
「これでいいんだよ、これで」
頭には孤独のグルメのテーマがループする。
正直プレモルは美味しいけど、好んで飲む銘柄ではない。香りが強すぎて、ご飯と合わないと思うのが個人的な見解だ。だから寿司屋でプレモルを出されると残念だ。サッポロにして欲しい。
ただ、この柚子のカブマリネとの相性はいい。鼻に抜ける柚子の香り、そしてオイリーになった口内をプレモルで一気に洗い流し、ビールの味を楽しむ。
「これでいいんだよ」
結局、プレモルとマリネしか頼まなかった。ヘビードランカーではないし、一人だから少し物足りないくらいで買えるのが丁度いいんだ。二つ合わせても680円。なかなか。
wifiも使える、携帯の充電もできる、大衆居酒屋みたいにうるさくない。
引き続きPRONTO一人飲みは続きそうだ。