無印をお勧めするミニマリストは似非だと思っている
って話。
タイトルの通りです。ミニマリストで無印ばかりフューチャーするのは似非ミニマリストです。
そもそもミニマリストの定義は何でしょう？
・物を持たない
・身軽な生活
・cehap & CHIC
個人個人意見はあると思います。別にミニマリストが悪いと言っているわけではありません。また、無印が悪いとも言っていません。
僕の考えるミニマリストは個人的「あがりの品」で生活を成り立たせる、ということだと思っています。ただし「あがりの品」のレベルは個人個人差があります。
「あがり」についての考えは過去のエントリにて
例えば、
革靴 Jhon Lob
スーツ ラルディーニ
Tシャツ ヴァレンティノ タッドTシャツ
みたいなすべて極上の一品でまとめる人もいるでしょう。
僕なら
革靴 GUIDI
スーツ MR.GENTLEMAN
Tシャツ ベルバシーン
が現段階の「あがりの品」です。
つまり、所有する中で、その物が、その人にとって「最高なのかどうか」「一生これでいいと思えるか」がミニマリストにとって一番大切なことなのではないでしょうか。
現段階では、僕の「あがり」はこのような感じですが、今後生活のレベルによって変わる可能性は大いにあります。
さて、無印良品を推すミニマリストはそこまで無印良品を推すのでしょうか？
確かに無印良品は「ミニマリストっぽい」雰囲気があります。それはただデザインがシンプルだからです。シンプルはミニマルの要素かもしれませんが、シンプルだから全てミニマルとは言えません。
そこを勘違いしているミニマリストは多いと思います。
ここで無印良品の店舗を思い起こしてみてください。
スプーンだけで何種類ありますか？
Tシャツだけで何種類あるでしょう？
お皿の種類は？
カレーの種類は？
無印良品自体決してミニマルではないのです。どちらかというと、マス向けにマーチャンダイジングをしているブランドです。
少し話が脱線しますが、よくミニマリストをについて意見を述べると、スティーブジョブズをミニマリストの例に挙げる人がいますが、それは根本的に間違っていると僕は思います。彼はextrema list（こんな言葉はありません）「究極志向人間」です。自身の思考のために、身の回りの物を自身が完璧だと思う物で構築しています。彼の物選びに「妥協」の文字は無いのです。
彼の家には家具が少ないことで有名でした。それは、彼に選ばれるべきデザインが少なかったからだと思います。デザインに納得がいかないから購入「できなかった」のです。もし、バスキアの絵画が彼の琴線に触れたのであれば購入したでしょう。
むしろ、彼をミニマリストとしてフューチャーするのであれば、ティムクックからのapple製品には無関心であってほしい。カメラの出っ張りが僕にはいまだに許せません。あれこそ「妥協」であり、ミニマルではないと思ってます。
人はなぜ買い物をするのでしょうか？
生活に必要だから、が一番の考え方です。ただ、僕はもう一つ「あがりの品」を見つけるためだと思っています。要は、一生これだけを使い続けていきたいと思う品にであるかの道のりです。
どうせ使うものであれば、自分が満足する物を使いたい。さらには、今その物は自分に似合わないけど、似合うようになるために成長する。それが買い物の醍醐味です。
無印良品の洋服が生涯の「あがり」だとして、そこから何か得るものはあるでしょうか。確かにシャツのパターンはきれいです。ウールのTシャツにはお世話になっています。ただ、それは現段階での「あがり」であって一生とは思っていません。
無印フューチャーの似非ミニマリストには、本当に無印が自分にとっての「あがり」なのか今一度再確認してほしいと思います。
ではでは。
