究極の働き方改革「FIRE」について考えてみないかい?③机上の空論編
昨日までのエントリはこちら。
「FIRE」は机上の空論か?
貯蓄を作るには、何より働かなくてはならない。仕事の対価が賃金だ。仕事の対価はやりがいとか、奉仕の精神だ、なんて言いう時代錯誤の堅物はこの際無視する。
もちろん、やりがいのある仕事のほうが長く続けることはできる。また愛社精神があるほうが仕事に熱心に取り組む傾向にあるかもしれない。ただ、それだけで働いていてもお金はたまらない。
「FIRE」を実践するには、仕事を決める上で「給与が高い」ことを前提として選ぶ必要がある。たとえ、それが苦痛であっても、将来楽するためと割り切るしかない。
つまり、ワーキングプアにはお勧めできない働き方なことは違いがない。なんだ、結局お金持ちだけができる働き方改革だったら意味がないと思うだろう。
そこで、僕みたいな低所得でもできる「FIRE」を考えてみた。それが「ショートタームFIRE」だ。
ショートタームFIRE
文字通り、「短い期間のFIRE」を実践することである。
幸か不幸か僕はいまこれを実践中。バイトから就職中、実は定期的に貯金をしてきた。そのため、地味にまとまったお金が出来たので、僕は無職になってから急いで仕事を探す必要性がなかった。それを元手に「FIRE」の実践へ移った次第。
また、仕事よりも、改めて自分が何をしたいのかを考えたいと思ったのも一度社会から離れた理由だ。
なぜ、ショートタームか
①金銭的問題
当然だが、一生を賄えるほどの貯金はたまらない。毎月の税金を支払うだけでも貯蓄が圧迫されるのだ。組織に所属していると、保険や事務手続きの恩恵をどれだけ受けていたかをしみじみ感じる。
②自由がつらい
自由な時間があるっていいと思う。ただ、これが僕には結構つらい。結局時間があれば「いつでもできる」と考えるので、もともと低い生産性が、さらに低くなる。
自由であることはいことだけれど、自由すぎるのはどうも僕には合わないようだ。また、職業欄の記入が困る。無職としか書く他はないし、自分の社会における存在が、どんどん希薄になる。ある意味NEETを続けられることは一種の才能だ。
結論として、このままでは人間として腐ると思ったので、「FIRE」をする期限を一年に区切ったのだ。
「FIRE」は机上の空論か?
一生を賄うようなFIREを実践することは非常に難しい。しかし、僕みたいに短期的に、「FIRE」をすることはできる。
もちろん、実践できる環境にあるかどうかは自分で考えないといけないけど。僕はその恩恵として、恥ずかしながら「実家に一旦帰る」選択をした。
そして、「FIRE」実践中の身として、「できる、できない」以前に「合う、合わない」があることが分かった。好きなことだけして生きていける人には本当に向いている。
ただ、僕は、好きな読書を淡々としていても、集中力は途切れるし、頭が働かない、内容が入らないというような弊害が起きた。
これは「いつでも出来るから、今やらなくても…」と脳が認識するからだろう。
まとめると
• 「FIRE」は難しい
• ショートタームFIREは出来る
• 合う、合わないがある(当の本人は合わなかった)
そんなわけで、今回は机上に思える「FIRE」を如何に(経済圧迫されまくりだけど…)現実身を持たせるか、でした。
次回は「ショートタームFIRE」中に気をつけていることになります。
ではでは。