駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

理由を伺ったら、退去費が3万円削減した話。

昨年末に引っ越しをして、その退去費の見積もりがきた。

驚くくらい高かったので、不動産屋と交渉して退去費を削減できた。

 

そもそも、敷金2ヵ月(12万)を支払っていたので、その範疇に収まることを予想していた。意図して、破損させたところは無いし、それなりに掃除もしていたから結構安心していたのだ。

 

退去費が来た!

ただ、不動産屋からの見積もりで提示された金額は17万弱…

敷金で12万支払っているので、自己負担は5万円ほど。

高い、あまりにも高すぎる。これって、リフォーム費用も含まれてるんじゃなかろうか…

部屋数が多いからクリーニングが高くなると言われましても…

 

そして送ってもらった、退去費明細を確認したところ、納得できるところと、納得できないところがあったので、不動産屋に問い合わせた。

 

納得できるところ

①キッチン回り

定期的に掃除をしていたのだが、一度コンロの側面のアルミを焦げ付かせた。激落ちくんで健闘したのだけれど、それが交換になった。ダイソーでコンロのガードを買うべきだった。

これに関しては100%僕が悪い。

 

②風呂の汚れ

僕の借りていた賃貸の風呂場は絶望的に通気性が悪い。古い建物なので、浴室完走なんてついていない。

そのため、風呂上りは、タイルの水けを拭き取ったりする必要があった。しかし、戸締りの関係上、換気のために常に風呂場の窓を開けておくわけにもいかない。結果湿気が溜まって、カビ(特にタイルの目地)が発生したのだ。

ふき取りの徹底や、換気の方法をうまくやればよかったと思う。

少し、納得いかないけど…

 

納得いかなかったところ

襖(ふすま)

僕の賃貸は2DKで一室は和室だった。和室には押し入れがあり、襖が大小合わせて6枚あった。その襖がすべて交換になった。それだけで、約3万…

 

ただ、襖は汚れていないし、もちろん穴も開いていない。なのに、すべて交換になっている。契約書では、確かに撤去の際の負担者は僕にはなってるけれど、そもそも破損していないから交換する必要はないと思った。

 

そこで、不動産屋へ問い合わせてみた。

そこで判明したのは、不動産屋はあくまで、業者からの見積もり金額を伝えるだけで、その根拠を把握していないこと。

 

改めて、その理由を伺ったら、不動産屋は、清掃業者へ再度確認、さらに大家さんへ負担の交渉をしてくれたのだ。どうも、交換する必要性を不動産屋も感じてくれたらいい。

結果、襖の交換費用は大家さん負担となった。大家さんが負担の肩代わりしてくれた理由ははっきりとしなかったが、負担が少しでも減ったのは助かった。

 

退去をスムーズにするために

過去の新聞記事になるが、消費者センターへの問い合わせ内容で一番多いのが、この撤去費問題。

「言った、言わない」や「修繕負担」「経年劣化」などなど、事例は枚挙にいとまがないようだ。

そこで、賃貸を借りるアドバイスとして提案されていたのは以下のこと。

 

  • 引越し以前の内装のチェック
  • 劣化部分の修繕依頼

確かに、引越ししてから、内装の傷を発見したところで、何時傷がついたのかは不明量だ。家財道具を入れる前に、内装のチェックをして、写真で記録をしておくことが大切になる。そして、記録を、不動産屋、大家さんと共有しておくことで、退去の際のトラブルを回避することもできそうだ。

 

そして、劣化部分の修繕依頼。これも、いつから劣化しているのかを明確にするためだ。さらに、退去の際、修繕費の請求を避けることにもつながる。

 

今回、幸いにも再度確認をしてもらうことで、退去費の減額をすることが出来た。

色々と誤魔化したって、向こうはプロなんだから誤魔化せるはずがない。素直に話したほうが後々のためだ。

ただ、納得いかないのであれば、理由を明確にしたうえで「納得いかない」ことを伝えるべきだ。その理由を説明するのは不動産屋の義務だし、その理由の結果負担せざるを得ないのであれば納得できる。

 

今度、引越しをする際のいい勉強になった。

それでも、撤去費高いよな…

 

ではでは。