駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

How to make “Fletcher Stew”

僕の主食「フレッチャーシチュー」の作り方について。

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プロローグ

フレッチャーシチュー」考案者、コリン・フレッチャーについて。

 

コリン・フレッチャーはハイカーだ。”The Complete Walker “(邦題『遊歩大全』)の著者でもある。約900ページのこの本はハイカーのバイブルとなっており、おそらく今でも読み続けられている本だ。

 

横道へそれるが、

僕はハイカーと登山家は似ているが異なると考えている。僕の考えをざっくりまとめると、登山家はサミットを楽しみ、ハイカーはディスタンスを楽しむと思っている。

北米はハイカーが多い。それは、ジョンミューアトレイルやコンチネンタルディバイドハイクなど、3000km〜5000kmに渡るロングトレイルがあることも一つだ。僕も将来北米のロングトレイルヨセミテ、ロングハイクとは趣旨が違うがサンティアゴ・デ・コンポステラを歩いてみたい。

閑話休題

 

本題

で、そのハイカーの教祖的な存在がコリン・フレッチャーである。彼は、都会や自然を行き来しながら生活を送っていた。人に疲れたら自然へ、そして人を求めてまた都会へ。なんとも羨ましい生活スタイル。

その彼が、例えば1週間のハイキングの内6食食べていたものが「フレッチャーシチュー」である。

そもそも、フレッチャーシチューならびにコリン・フレッチャーのことを知ったのは2014年のPOPEYE。

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当時アウトドアでのご飯といえばカップ麺や行動食が主だった僕にとって、ハイキングでシチューを食べるという事は考えもつかない事だった。

 

フレッチャーシチューの作り方

材料

ほうれん草

玉ねぎ

人参

コーン

グリンピース

ミートバー

 

作り方

野菜を一口サイズにカット

クッカーに油を敷き全ての食材を詰める

煮込んだら完成

超簡単。誰でも作れる。

 

そして4年経った今、色々と試行錯誤の末新しいフレッチャーシチューへとたどり着いた。本家とは異なる点があるが、「新しいフレッチャーシチュー」として気に入ってる。ポイントは本家と同様「極力手間を掛けない」だ。前置きが例によって長くなったが、早速作り方をご紹介。

 

フレッチャーシチューの作り方

材料(材料費 1600円)

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人参

セロリ(なくてもいい)

玉ねぎ

トマト缶

大豆

サツマイモ

かぼちゃ

しめじ

ほうれん草

コーン

にんにく(なくてもいい)

ささみ(ミートバーの代替え)

 

調味料

コショウ

オレガノ(なくてもいい)

 

①ささみを蒸す。これは面倒だったらレ

ンジで加熱してもいい。ささみは、ほぐしてに入れるので加熱しておくと楽。

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②そのほかの材料は1cmくらい角切りで。にんにくは適当に潰す。野菜は、根菜類と玉ねぎセロリチームで分けておこう。

人参、サツマイモ、かぼちゃ(皮は剥かない)

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玉ねぎ、セロリ(葉っぱも食べる)

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③鍋に油をしいて、にんにくを適当に炒める。そしたら玉ねぎ、セロリを炒める。程よくしんなりしてきたら、根菜類を全て入れて炒める。焦げそうなら少し水を足せばいい。

 

玉ねぎとセロリを炒める

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根菜類を入れて混ぜる

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④しばらく炒めたのち、トマト缶、コーン、大豆、しめじを入れて具が浸かるくらいまで水を入れる。

鍋が汚い…

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⑤一度沸騰させて灰汁を出す。面倒なので正直灰汁取りはしない。灰汁を取ったら弱火から中火にして、ささみとオレガノ(好みの量)を入れる。オレガノは無くてもいいけど、入れるとそれっぽい味になる。

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⑥全ての食材に火が通ったら完成。最後にほうれん草を一緒に煮る。僕はクタクタのほうれん草が好きではないので最後に入れる。

写真の材料で4日分の昼と夜分ができた。

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まとめ

正味30分もあれば完成する。一見ミネストローネと言われたらそれまでだけど、僕はこれをフレッチャーシチューと勝手に呼んでいる。

 

手軽だし、おそらく栄養価もそこまで悪くない。油分が少ないので、胃がもたれることもないし、ササミと大豆でタンパク質も取れる。夜ご飯食べないので、サツマイモは炭水化物、コーンは糖質補給にもってこい。

 

と、切って煮るだけのお手軽シチュー。冷凍で保存もできるから、常備菜としても便利だ。いつも家で作るから「蒸す」「炒める」というような調理過程が入ってしまっているが、手軽なことには変わりはない。何より失敗がないし、失敗する要素もない。

 

心配する要素はコリン・フレッチャーはこれを「フレッチャーシチュー」として認めてくれるか否かだ。