駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』

ドラえもんを見てきた。

89年の「日本誕生」のリメイク。
当時はまだ生まれていなかったけど、初めて買った漫画が『日本誕生』だったからドラえもんの中でも一番思い入れのある作品。実家にはボロボロの表紙のがまだ残っている。

ドラえもんの映画を映画館で見るのは本当に久しぶり。入場の際ノベルティを貰えてちょっと嬉しかった。

結論から言うと、「完成度が高いリメイク」だった。セリフは基本原作通りで古参には喜ばしい。
オープニングがククルの第一声「ウラオー!」から始まる。うん、原作に至極忠実だ。

原作のギャグ要素や、内容がコンパクトになっていたが、それを補填する追加の要素が素晴らしい。

原作にはないくらいのククルの活躍、原作以上ののび太の成長、特にギガゾンビが7万年前に来た目的はなかなかいい追加要素だったと思う。原作よりも、ママの視点が豊富に盛り込まれていて、子持ちの親が見たら、感情移入がすごいんじゃないかな。あと、ドラえもんパーティーで敵を倒して、タイムパトロールがほとんど活躍しないところもいい。

強いて言えば、オープニングでのび太が「ドラえもーん」と叫んだ後のオープニングは、昔の主題歌にならないかなと思う。全くオリジナルの作品なら新しい主題歌でもいいけど、リメイク版は前の主題歌で作って欲しい!僕はあのオープニング曲が聴きたかったんだ!


サーベルタイガーがバイソンになってたり、ワニがオオサンショウウオになってたり、タイムパトロールが女性に変わってたりと、少しづつ変化要素もあったけど、別段気にならないくらい終始楽しい映画だった。

原作のファンのモヤモヤを解消するいいリメイクだったと思う。映画館で見るドラえもんはいいなと思える作品でした。

石槍最高!