駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 ブレードランナー2049

を見てきた。

 

久々の映画レビュー。

 

ブレードランナーの続編。

 

労働者としてのレプリカント。唯一の欠点は繁殖活動ができないこと。旧型のレプリカントを「解体」するKことジョーは捜査の中で30年前のレプリカントが妊娠していることを発見する。操作をする中で、生まれた子供はもしかすると自分なのではと思い、困惑する。

 

そもそも、ブレードランナー2049自体今の時代にそぐわなかったのかもしれない。2049年になっても、レプリカントは生まれないし、自動車は空も飛ばないだろう。30年後という比較的近未来の予想はなんとなくできる。つまり、映画の中の未来が近くまで来ているだけあって、現実味がなくなってしまうのだ。

 

SWはその点うまい。「はるか彼方の銀河」の話だし、具体的な年代も曖昧。だから未来がぶっ飛んでいても不思議ではない。

 

その点、ブレードランナーの舞台はあくまで地球だ。一作目は未来感があって良かったが(作られた時代のために)今作はその点、疑問視が多い未来だった。

 

人造人間がより人間らしくなる。さらには人間を超える。よくあるSFストーリー。「性」へのスポットが多かった。生殖が生物たる所以だからだろう。しかし、人間は必ずしも生殖を全てとしていない。あえて子供を作らない夫婦もいる。 だから、レプリカントに生殖機能をつけようとした。

 

神論みたいになるが、生殖機能は神によってもたらされたのだろうか?それとも自然の摂理で?

 

映画とは別に久々にそういう勉強をしたくなる映画だった。