パリで「親戚」に出会う
もちろん、本当の親戚に会ったわけではない。
今日ホステルに帰ったら、ACCEPTIONの黒人が僕の名前を言い当てた。なんでわかったのって聞くと、
「今日部屋にミズノのランニングシューズが置いてあるのを見た。ミズノは日本で有名だろう?それで宿泊者で日本人を探したら君だったんだよ」とのこと。
やけに、フレンドリーだなと思ったら
「僕のお婆ちゃんは日本人なんだよ。だから、日本が好きでいつか行ってみたいんだよね。」とルーツを教えてくれた。
そして「同じルーツだから俺たち親戚だな。ファミリーだな」と。異国でファミリーと言ってもらえたのはすごい嬉しかった。
フランスまで来ると日本人観光客を見かける機会も増える。ただお互いに「日本人かな…」ほどの認識だから話しかけることはない。そもそも一人でいるから話しかけられることもない。ホームシックには一切ならないんだけど(むしろドイツ、デンマークシック)異国だがホームに感じられる出来事だった。
彼、よくある日本の漫画好き。
「俺、いくつか日本語知ってるぜ」というから、何を言ってくるのかと思ったら「腹減った」と「死ねー」
あ、ドラゴンボールが好きなんだ。
「“腹減った”、はいいけど、“死ね”は”kill you”だから使っちゃダメだよ」とだけ教えてあげた。
このホステルのスタッフはユニークな人が多い。