駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

恩赦法 天皇は万能?

恩赦法

国家的慶事、弔事の際、政府が大赦、特赦および刑の執行の免除や、減刑復権を行うこと。(新明解国語辞典より)

 

本日の日経にて、来年の新天皇即位において、恩赦の特別措置を検討しているとあった。そもそも、恩赦とは名ばかりで、「恩赦法」なんてものがあるなんて知らなかった。

過去には

89年昭和天皇が逝去に伴い、道路交通法軽犯罪法の違反者が対象。

90年天皇即位の際に道路交通法が対象になど、恩赦法が適応になった事はあるようだ。

 

さてさて、一般ぴーぽーとして気になる事がある。「時代が終われば罪は終わる」のだろうか。新天皇即位で新しい時代の幕開けというのは如何と思うが、新しい元号がスタートするからあながち間違いではないだろう。

 

刑期が終われば、確かにお勤めは終わるが決して罪が終わるを迎えるわけではない。恩赦によって、犯罪(もちろん対象外はあるが)がチャラになるとは理解に苦しむ。

 

そもそも天皇が各人の罪を許すわけではない。言うなれば、即位の御祝儀みたいなものだ。日本国憲法天皇は国民の象徴とあるが、国民の象徴が犯罪を恩赦するとは到底思えないのだが…個人的に、天皇のを体良く司法が利用しているようにしか見えないのは僕だけだろうか…

というか、司法で裁かれたものを天皇の恩赦によって許されたら、司法の体面はどうなるのだろう。

 

天皇は万能なのだろうか?

それとも、天皇即位を都合よく利用しているだけなのだろうか?