駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

燃費の基準 WLPT

WLTP「乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法」が18年10月から新型車を皮切りに20年9月から発売済みの全車種を対象に行われるとのこと。(日経より)

 

WLTPとは

国や地域によってばらばらだった燃費基準を揃えることを目的としており、実際の使用に近いケースでテストをする事で、燃費を測定し国際比較をしやすくする。

 

既に、欧州では導入されており、新試験法によって試験が終わらないため、出荷が滞っているようだ。

 

僕は、今自動車に乗ることはほとんどないが、自動車は好きだ。好きな車の話をするとき燃費のことは基本話さない。アルファロメオ4Cとか、ロータスエリーゼが好きなんだよね。でもお金があったら、コルベットがいいな」というような話をしている最中に、「燃費悪くね、やっぱりプリウスでしょ」とか言われたら興ざめである。閑話休題

 

そもそも、WLTP、「よりリアルな燃費の比較」と「燃費基準」を揃えることとあるが果たして本当か。

 

購入者が、使用する場所はまちまちだし、そもそも燃費をより高くするために企業はプロのテストドライバーを試験に採用するだろう。いくらリアルなテスト環境であっても、素人とプロでは燃費に差は出る。

何より、メーカー各社同じところでテストするとは限らない。(外車を含めたらまず不可能だ)

「燃費基準」を明確にする試験なのに、これほど基準設定が難しい基準もないだろう。

 

僕の提案

WLTPは各社の燃費の向上にひと役買うことに違いはない。各社がよりハイパフォーマンスな車を提供する開発のきっかけになるからだ。だからこそより正確なテストが必要とされる。

そこで、僕はシュミレータでの試験がベストだと思う。F1では、マシンをセッティングする際にシュミレータを使用する。コースを機械にインプットさせブレーキングやサスペンションをセット、レースを事前にシュミレートする事で最高の結果を出すためだ。

同じように、日本の都市部、田舎、高速、昼夜など色々な環境をシュミレータにインプットしそこでテストをすれば良い。できたら平均的な積載もあるとよりリアルだろう。積載燃料は10リットル、平均速度は一般道では50キロ、高速なら90キロなど、様々なレギュレーションをつけてテストする。そこで出た結果はフェアだ。むしろそのくらい正確にやった方がいいと思う。

基準を明確に試験をする事、それがメーカーにも消費者にもよりクリーンな試験結果をもたらすと思う。そして何より新しい自動車の開発につながるはずだ。