駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 『ソーセージパーティ』

を見てきた。

 

六本木で映画を見るのは初めて。お願いだから、六本木が最寄りの劇場になることは今後勘弁願いたい。

 

舞台はスーパーマーケット。スーパーに陳列されている食材や日用品は、スーパーの外の「天国」を日々夢見ている。開店と同時にお客さんに手に取ってもらえるように自身を盛大にアピールする毎日。ソーセージのフランクもその一人。大好きなパンのブレンダと「合体」するためにも、早く外の世界へ行きたいと願っている。感謝祭の前日ついにその時が訪れるのだが、一足早く外に出たマスタードのお陰でトラブルに巻き込まれる。マスタード曰く「僕たちを選んでくれるのは神ではなく、悪魔。外の世界は天国ではなく地獄だ!」マスタードは二度と外の世界へ行かなくて済むように自殺を選ぶ。彼の行動に疑問を持ったフランク果たして、彼の言葉の意味は、そして外の世界には何が待っているのか…

 

とこんな感じのストーリー。前評判通り下ネタ満載の映画だったけど、そんなに不快な気分にはならない程度。

 

トイストーリーしかり、日用品やおもちゃが擬人化した際、何を人に伝えるかがこの手の擬人化映画では重要になってくる。食べ物の擬人化だから、食べ物の大切さを訴えると思ったら、大間違いなのがこの映画。愛、人種、信条、多様性と人間社会の縮図を描いていたように僕は感じた。

 

オチもなかなか秀逸でどうやって帰着するのかと思ったら、「第三の壁」を使ってくるのは考えつかなかった。

 

色々な食材通しのSEXシーンで、これからスーパーに行くたびに変な想像をしそうだ。

 

あと、やたらとカップルが多かったが、彼らはこの映画を観た後にどうするのだろう。一度は、フランクとブレンダってお互いの秘所を呼び合うことは間違い無いと思うけど…