駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 『シング・ストリート』

を見てきた。

 

いい映画だった。僕が中学生だったら、もろ影響を受けて、帰りに中古のギターを買って帰ると思う。

 

ストーリーもシンプル、何より音楽の使い方が最高!

はじめは、自作の映像があまりうまくない(でも、それなりにセンスがある)から成長をするにつれ、うまくなって行く過程がいい。特に作中曲「UP!」のMVは良かった。

 

エンドロールに「全ての兄弟へ送る」とある通り。兄弟愛がいい。兄貴の存在がたくましく、迷える弟をその時々にあった音楽とともに、進むべき方向を示してくれる。僕は兄弟がいないので、あんな兄貴が本当にうらやましい!

 

音楽系の作品にありがちな、「音楽の方向性の違いによる仲違い」なんてくだらない描写も無くてよかった。その時々に自分たちにぐっときた物を取り入れる姿は若さの象徴だ。15歳なんて、好き勝手自分のやりたいことを本気でやればいい。

 

あと、バンドのメンバー一人一人が個性的すぎる。それぞれのバックグラウンドを知りたくなるくらいだ。エイモンとか天才すぎて嫉妬する。個人的にはベースの男の子が好き。エイモンの家でメンバー終結し、さぁ、バンド始めよかというシーン。スローモーションで男たちが戦地に向かう姿は、映画のシーンの中でもテンションが上がる一コマ。最後に出てくるのは、革ジャンを着たベースの男の子。タバコの噴かしかたと表情がすごく良かった。

 

サントラが販売しているので、機会があれば購入して、もう一度見に行こうかな。