駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

Amazonプライムとメディアについて

語ってみる。

 

既知の方がほとんどだと思うが、Amazonプライムは年会費4000円弱で翌日配送含め、色々なサービスをAmazonから享受できるサービスだ。

 

もっぱらAmazonで買い物をする僕にとってはすごく便利なサービスである。

宅配ピザを購入して、コーラを買い忘れたとしても、プライムNOWを使用すれば、コーラをAmazonが届けてくれる、なんて使い方もできる。

 

何より、いいのが、Amazon VideoとMusic。主にストリーミングになるのだが、家にいながら、好きな映画や音楽(まぁ全部ではないけれど)を見聞きすることができる。

特に、海外ドラマフリークの僕にとっては、レンタルショップに行って続編が無く泣くなく帰宅するなんてことが無くなった。とにかく、インドアな僕にとっては誠にありがたいサービスだ。

 

では、なんで、ここまでAmazonプライムが支持されているのか。その大きな要因の一つに僕はテレビ番組の堕落があると思う。継続して見ているテレビ番組は無い。元々スポーツ以外あまりテレビを見ることは無いのだが、最近は一層テレビを見なくなった。オリンピックのおかげで少し見るようになり、本当オリンピック(あと甲子園)様様である。その分Amazonはドラマ、音楽、映画に特化しているが、コンテンツが豊富なのだ。ちょっとした暇つぶしから、食後から就寝まで、Amazonで楽しむことができる。

 

この前、テレビを見ていたところ、「衝撃映像」なる物が放送されていた。が、ほとんどが、youtubeの動画なのだ。メディアが、素人の映像を使用し番組を作成している。素人映像で視聴者を満足させようと考えるこのテレビ業界の堕落っぷりが甚だしい。確かに、以前ほど人件費を割けないといった、番組の制作費の問題もあるのかもしれない。しかし、極端な話、youtubeの映像は、テレビで見ずとも、本家で見ることができるのだ。

ついでに、苦言を呈したいのは「やらせ」。古今東西、バラエティーには「やらせ」はつきものだろう。しかし、昔は「やらせ」をやらされているように見せない工夫だったり、出演者の力量があった。いまは、何となく「やらせ」っぽくなく見せるだけだ。結局オチが見えてしまう。オチが分かる前にCMに入る流れもつまらないし、オチが読めることが多いから、引っぱりにはならない。

 

昨今yutuberなる職業があるが、人気の一つに、独特の「素人感」があるからだろう。昔、よく流れていた視聴者投稿動画に近いのだ。より、身近に感じる出演者と奇をてらった放送内容が今のテレビに欠けていることなんだと思う。(商品解説動画とかどうでもいいけど)。

 

だからといって、テレビが同じことをする必要は無いし、同じことをしたら当然負けである。テレビには、よりマス向けのコンテンツを作る必要がある。『帰ってきたヒトラー』を見た時に、メディアの洗脳力を感じた。メディアは、多くの人を「その気」にさせることができるのだ。かつて、「宇宙戦争」がアメリカのラジオで流れたとき、本当のことだと思ってパニックになったことがあると効いたことがある。本気でコンテンツを作ると、人をその気にさせることができるのがメディアだ。

 

ドラマなどのメディアがAmazonプライムには充実している。今後、Amazonはメディア業界にも業種を拡大して行くのではないだろうか。流通とメディアを獲得したら、Amazonは一小国のような存在になる可能性がある。今は、作成したコンテンツを流しているだけだが、今後、自社でメディアを実施していくのかどうかが気になる。