駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

新幹線席取り合戦

新幹線で座れるか座れないかは大きな問題。
特に、自由席の場合同じ料金を払って座れないと苦痛でしかない。

とりあえず座れたという安堵感、これから3時間弱立たなくて良いという安心感のために席取りは重要だ。

さて、東海道新幹線東京始発の始発は6時ちょうどに発車するが、改札は5時30分に開門する。この改札をスムーズに抜けられるかが、大きなカギだ。

開門10分前
ぞろぞろと人が集まってくる。しかし、そこは歴戦のサラリーマン達。「そんな席取りには懸命ではないよ」という大人の余裕を見せて相手を油断させる。牽制球の投げ合いだ。

開門5分前
約15台位ある改札機に人が並び、エンジンをかけ出す。あえて一歩出したりして隣グリッドを焦らす輩もちらほら。さながらF1のスタート直前。フロントの角度をつけてカットインを狙っている隣の30台サラリーマン。自分のコースだけに集中している、銀髪の紳士。さながらシルバーアロー。

開門直前
ここで、経験の差が出る。
手前の改札が開く。しかし、それはフェイク。改札起動のチェックだ。まだ切符を入れても改札は開かない。これをスタートと勘違いし一歩を踏み出すと、開かない奥の改札に面食らう。このことを知らない素人はさながらエンストした自動車の様に面食らい止まってしまう。起動のチェックからわずか3秒後に本当のスタート!

綺麗に改札を通り抜け階段を登る。
号車の3人掛け一番後ろの窓際の席を確保。

無事席も取れたので、しばらく仮眠。

追記
朝の6時から焼売、チャーハン弁当を食べられる隣人の胃袋に感心する。
新幹線だとどうして朝から食欲旺盛な方が多いのか不思議に思います。