日銀 金融緩和
がよくわからなかったので整理してみた。
31日日銀が長期金融緩和の継続を発表した。経済について門外漢な僕は、いまいち事の意味がわからなかった。間も無く30を迎えるのに恥ずかしい限りである。備忘録としてブログに残しておこうと思う。
とりあえず、ざっくりと図解してみた。
日銀が金融緩和(金利を下げる)と、各銀行がお金を借りやすくなる。そうするとその先にある、企業も個人も金利が低い分お金を借りやすくなるわけだ。
お金は、目的もなく借りることはない。個人で言えばローンを組んだり、企業であれば設備投資や給料にお金を使う。
緩和前より、お金の流通が活発になる分消費が進む。
消費が進めば、経済は活性化するし、物が売れると必要以上に物の値段を下げる必要性がないため、デフレが止まるわけだ。
なるほど、金融緩和をすることは経済を活性化する上での施策なのだ。ただ、緩和をしすぎるとどうなるだろう。素人ながら以下の弊害が連鎖的に起きると考えた。
①インフレ拡大
デフレが止まるということは、インフレの傾向にあるわけだ。
②貨幣価値の低下
インフレが進むと貨幣価値が下がる。いくらお金を出しても物が買えなくなる。イラクのようになるわけだ。ちなみに今イラクは、1ドル=12000リアルだ。うん、わけがわからない。
③円高
インフレが進んで円の力が弱くなる。結果円高となるわけだ。
④輸出業の不振
円高になったら当然輸出業が不振になる。自動車や工業品など、日本の主要輸出産業が不振となる。結果その企業は売り上げが下がり、給与は減る。そうなると、その企業の従業員は苦境になるわけだ。
とは言え、日銀は物価指数を上げることを目指しているため、しばらくは金融緩和は継続していく。物価を上げることでお金の流出を高めるわけだ。ちなみに、日銀はまだまだ物価指数は低いとの見方だ。
ただ、一消費者としては充分物価は高くなっていると思う。意図的な物価の上昇だけでなく、生鮮食品など、必要不可欠な物は試し気候に大きく物価を左右される。また、企業の給与も大きく伸長していないことも、物価が高くなっていると感じる一因だ。物価が高くなった分、給料も上がれば生活はさほど変わらないと思うが、給与がそのままだったら、当然家計を逼迫する。物価指数上げ、結果経済を活性化したとしても、その恩恵を受けるのに時間がかかるのでは意味がない。給料が上がったと思ったら、また物価が上がったら元の木阿弥である。
金融緩和をする事で経済を活性化させる。その目的はわかった。ただ、消費者の経済活動が停滞している今、いくら低金利にしたところで、個人の消費が高まることはないだろう。強いて活性化すると言えば、公的事業とか、インフラ系事業が活性化する程度か。それって、ただ身内(官僚、インフラ設備の下請け)にウェルカムなだけなんじゃね…
間違った記載があれば、コメントください。なにぶん、勉強不足の素人コメントなので…