駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 SING

を見てきた。

 

劇場支配人のムーン(コアラ)は明日にでも倒産しそうな状況。やる演目はことごとく外れ。借金は膨れるばかり。起死回生とばかりに閃いた演目が「歌のオーディション」。賞金目当てにやってくる出演者。彼ら彼女らは各々のスタイルでオーディションを受ける。果たして巨額の賞金を手にするのは誰か、そしてムーンは劇場を再建できるのか…

 

とこんな感じ。好きでもなく、嫌いでもなく、と言ったのが素直な感想。

 

まず、よかったのがスカーレットヨハンソンの歌声。クールでキュート!これだけでもサントラが欲しくなる。そしてタロン・エガートン。ソウルフルでかっこいい。ジョニー(ゴリラ)を軸とする家族愛もいい。

 

で、この映画を通して思ったこと。一番の主役ムーンが成長してない。他のキャラクターは己の殻を破ってそれぞれの成長が観れるが、肝心の支配人の成長がほとんどない。確かに劇場を再建させるための努力(洗車)のシーンはあったが、ほとんど他に人にしか支えられていない。最終的には劇場をヒツジのおばさんに買い戻してもらってるし…

 

せっかくお金がない中での色々な工夫を見せるところがいい映画だっただけに残念。

 

内容はどうあれ音楽はよかったのでサントラが出たら買おうかな。