駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 the nice guys

を見てきた。

 

ラッシュアワーを見返している気分。

個人的に、下手なギャグの多いケイパー作品は大好き!

 

暴力的な何でも屋と飲んだくれの私立探偵は、それぞれ共通の尋人を探していた。その尋人の周りの人物が次々と不快な死を遂げる中、いよいよ尋人を確保。話を聞くと、自動車産業の悪をばら撒く為に、ポルノ映画(作中では頑なに実験映画)にストーリーを混ぜ込み作成したとのこと。フィルムは何処にあるのか不明。それを追い求める主人公と悪役たちの戦いの結末はいかに…

 

と、大筋はこんな感じ。あらすじを殆ど確認せずチケットを予約したので、タイトルもいまいち把握せずに鑑賞。予告編で見たギャグがベタだったのでなんとなく見ようと思っていた。

 

ラッセルクロウとライアン・ゴズリングの険悪な二人がチームを組んでいく過程は、ベタなケイパー作品と同じだけど、それ故面白い。そして、ライアン・ゴズリングの娘役が、いい味を出している。妙に大人びていて、父に似て生意気。でもそこは13歳の少女。人の命を奪うことは、徹底して嫌う。おそらく、母親を亡くしていることも、命を大切にすることに繋がっているのだろう。

 

作中で70年代のCOOLな音楽がたくさんかかるところもいい。EARTH WIND&FIREのSEPTEMBERが流れるパーティーシーンでは故モーリスホワイトっぽい人が映っていて、ちょっと嬉しかった。

 

終始余計なことを考えないで見ることができるレイトショーにはもってこいの映画。ラッシュアワーUNKLEが好きな人にはオススメな映画!

 

手が悴んでうまくキーボードが打てないので、今回のレビューはこんなもので。