駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 『シークレットオブモンスター』

を見てきた。

 

ベルサイユ条約締結のために、アメリカ大統領の勅諭を受けてフランスに来た家族。主人公はその子供プレスコット。彼は少女と間違われるほどの美男子。そんな彼が、独裁者へと成長していく。

 

と、こんなストーリーなんだけど、いまいちどうやってあらすじを書けばいいかよくわからない。ストーリー自体は嫌いではないし、何より音楽が良かった。章立てのストーリーと弦楽器の重厚な音楽から、今年見た『ヘイトフルエイト』を彷彿とさせた。

 

ただ、なんだか物足りないのである。映画は彼が独裁者になるシーンで終わり、そこで一つの付箋が回収されるのだが、映画見る中で気づくことだし、「どうだ、参ったか」と言われても、「まぁそいですよね」としか表現のしようがない。

 

家庭内の確執で、子供が独裁者へと変わってしまうのはいささかやりすぎなような気がする。できれば、彼に影響をもたらした人や、出来事がもっと盛り込まれてたらいいと思う。その方が納得度は高い。

 

とはいえ、この手の映画は好き。音楽も好きなので、もう一回くらい映画館で見てもいいと思った。