駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 『サウスポー』

を見てきた。

頂点から落ちた男のONCE AGAIN。
上半期間違いなくNo.1だった。

ヒューマンドラマとして完成度が無茶苦茶高い!己の敵は己。新しい自分との出会い。そして、愛すべき家族のために。
今までは我省みずなファイティングスタイルから守ることを覚える。そこに人間としての成長が見える。試合をビジネスだからと一蹴するも、それは家族を守るため。

子供は自分で苦難を乗り越える。でも、避けられない運命もある。その時は、背中で引っ張るんだとうなんだろう、素晴らしい人間賛歌を見た気分だ。

一人一人のキャラクターが際立っている中、子役のオオーナ・ローレンスが本当にいい演技。心の閉ざした表情から、最後の笑顔まで。もうめろめろです。

エンディングの抱き合うシーンも、オープニングとのシーンと重なり合っていい演出だった。

肝心のボクシングシーンは迫力がすごい。主人公目線ももちろんだけど、スピーディーで、スローモーションはほとんどなし。最近のスローモーションからの早回しもなくて、迫力のシーンを存分に楽しめる。

オープニングからエンディングまでバイブス上がりまくりの本作。ぜひおすすめ!
今週もう一回見ようかな。