駄話日記

おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり

映画 『砂上の法廷』

『砂上の法廷』を見てきた。

キアヌリーブス主演の法廷劇。
裁判ものの映画を見るのは久しぶり。

日比谷シャンテはほぼ満席だった。

実父を殺した疑いのある息子を中心に、関係者がそれぞれ証言をする。確実に有罪判決が出る裁判を果たして逆転できるのか…
とざっとこんな内容。

後半からなんとなくオチがわかってしまったけど、まあまあ面白かった。

今回映画を通して一つ重要なキーワードだと思ったことがある。

「宣誓」だ。

この映画は「宣誓」が大きな意味を持っていると思う。映画内でも頻繁に出てくる言葉。

裁判において「宣誓」後の証言は絶対だ。例え、その後の発言が嘘であったとしても「偽りのない真実」として扱われるのだ。「宣誓は事実よりも強し」である。

実際どのくらい裁判で嘘の発言があるのかわからないけど、まさしく崩れかけた砂上の法廷だと思った。